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育成年代の身体について


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「育成年代」と良く耳にすることがあるかと思います。

そもそも育成年代とはどの年齢を示しているかご存知でしょうか?

あくまで目安となりますが
年齢を以下の3つのカテゴリーに分けることができます。

・U-12/小学生
・U-15/中学生
・U-18/高校生


私は特にU-15カテゴリーのトレーナー活動に関わっており
この年代の身体について知見を述べさせていただきます。

育成年代の身体について欠かせないワードがあります。

それは
PHV(Peak Height Velocity=最大成長速度)です。

簡単に言うと発育における最大点です。

育成年代の成長の流れは大まかに
「身長がのび始める前
→身長が伸びている時期
→身長の伸びが止まった時期
→完成期」

となります。

PHVは
「身長が伸びている時期→身長の伸びが止まった時期」となります。


では具体的にPHVとは何歳に起こるのでしょうか?

下記の図から分かるように男子は13歳-14歳
女子は11歳-12歳の間で
骨量と除脂肪量(脂肪以外の組織、筋肉等)が最大となります。

つまりおおよそ男子は中学1年生~中学2年生の時期
女子は小学5年生~小学6年生の時期に
発育の最大点を迎えます。

もちろん、骨成長に関しては
遺伝的要因もあり個人差はあります。

さて、育成年代はこのような成長の道筋を辿りますが
PHVを迎えた時期にどのような弊害が
身体にもたらされるのでしょうか。


先ほど述べた様に筋肉量が増え
骨が伸び身体が大きくなるということは
骨から骨へ付着している筋肉が
引っ張られる
ことになります。


つまり
筋肉の柔軟性が非常に大切な時期となります。

下記に成長に伴い硬くなる筋肉のグラフを示します。

・腓腹筋(ふくらはぎの筋肉) 
・大腿四頭筋(太腿前の筋肉)
・ハムストリングス(太腿後ろの筋肉)
・腸腰筋(股関節前の筋肉)


これらの筋肉が硬い状態で
パフォーマンスを発揮しようとすれば
膝や足首、股関節や腰のケガ発生リスクが増大してしまいます。

したがって、育成年代(特にU-15カテゴリー)は
正しいストレッチが非常に重要
となります。



Activate Gymでは
育成年代のスポーツ活動のサポートをしています。

ストレッチ、トレーニングを用いた
コンディショニング指導をしていますので
ケガでお悩みの学生、保護者の皆さまは一度ご連絡ください。



静岡市と浜松市のパーソナルトレーニングジム
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次廣 大裕(理学療法士/JSPO-AT)